医薬経済オンライン

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薬のおカネを議論しよう

草の根レベルで両立したい透明化とリテラシー

第24回

医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦

2020年8月15日号

 20年8月4日、ワセダクロニクルと医療ガバナンス研究所は17年度マネーデータベースを公開した。 今回の目玉は奨学寄付金や学会などへの寄付金についても個別のデータを明らかにしたことだ。 奨学寄付金は企業から大学医局などに研究の奨励を目的として支払われる。以前からその正当性についてはしばしば疑義が生じており、近年減少傾向とはいえ、17年も総額で200億円に達した。今回、個別の寄付金データが公開となり、一般の人たちがはじめて広く評価できるようになったと言える。その詳細については現在、別途分析中だ。 さて、16年度のマネーデータベースは、19年1月に公開後、延べ25万人、450万ページビューを記録した。17年度版も広く知ってもらい、使ってもらえるよう、周知をかけているところだ。 今回、17年度版の公開にあたり、私が特に意識していることがある。それは、患者さんやその家族...  20年8月4日、ワセダクロニクルと医療ガバナンス研究所は17年度マネーデータベースを公開した。 今回の目玉は奨学寄付金や学会などへの寄付金についても個別のデータを明らかにしたことだ。 奨学寄付金は企業から大学医局などに研究の奨励を目的として支払われる。以前からその正当性についてはしばしば疑義が生じており、近年減少傾向とはいえ、17年も総額で200億円に達した。今回、個別の寄付金データが公開となり、一般の人たちがはじめて広く評価できるようになったと言える。その詳細については現在、別途分析中だ。 さて、16年度のマネーデータベースは、19年1月に公開後、延べ25万人、450万ページビューを記録した。17年度版も広く知ってもらい、使ってもらえるよう、周知をかけているところだ。 今回、17年度版の公開にあたり、私が特に意識していることがある。それは、患者さんやその家族など

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