医薬経済オンライン

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薬のおカネを議論しよう

製薬マネーデータべースで「金の流れ」を追う意義

第25回

医療ガバナンス研究所医師 谷本哲也

2020年9月1日号

 20年8月8日、製薬マネーデータベース公開記念シンポジウム「医師は製薬会社の歯車か?」が開催された。医療ガバナンス研究所とワセダクロニクル(ワセクロ)の共催で、最新となる17年度版の公開に合わせたものである。 コロナ禍のためズームを用いたオンライン中継も行われた。流行りの「ズーム爆撃」による妨害を受け開始がずれ込んだものの、何とか無事に予定どおりの講演プログラムは終了した。妨害の犯人特定の調査も開始されている。 さて、製薬会社から医療関係者に支払われる、通称「C項目」と呼ばれる講演料、コンサルティング料、原稿料に関し、データベースを用い今回も集計が行われた。製薬会社別の医師への支払い額ランキングの17年度版では、第1位は第一三共(約25億5000万円)、第2位は大塚製薬(約13億6000万円)、第3位は武田薬品(約13億円)、第4位は中外製薬(約12億4000万円)、...  20年8月8日、製薬マネーデータベース公開記念シンポジウム「医師は製薬会社の歯車か?」が開催された。医療ガバナンス研究所とワセダクロニクル(ワセクロ)の共催で、最新となる17年度版の公開に合わせたものである。 コロナ禍のためズームを用いたオンライン中継も行われた。流行りの「ズーム爆撃」による妨害を受け開始がずれ込んだものの、何とか無事に予定どおりの講演プログラムは終了した。妨害の犯人特定の調査も開始されている。 さて、製薬会社から医療関係者に支払われる、通称「C項目」と呼ばれる講演料、コンサルティング料、原稿料に関し、データベースを用い今回も集計が行われた。製薬会社別の医師への支払い額ランキングの17年度版では、第1位は第一三共(約25億5000万円)、第2位は大塚製薬(約13億6000万円)、第3位は武田薬品(約13億円)、第4位は中外製薬(約12億4000万円)、第5

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