関西医薬品協会は12月1日に開いた定例理事会で、2017年度から策定している関薬協ビジョン中期事業計画について、20年度で終える前期計画の業務実績・評価と、21年度から25年度までの後期計画策定について、今後の方針を協議した。


 その結果、前期計画の業績評価については21年3月末までにまとめ、同年5月28日の定時総会で報告・承認を得ることになった。


 一方、後期計画については、前期に続いて25年の未来像「関西の強みを活かして日本の医薬品産業をリードする」地域団体の実現を目指し、「提案力、イノベーション、グローバル化、魅力ある協会、社会からの信頼」の5本柱のテーマを維持することになった。


 ただ、新型コロナウイルス感染の蔓延がこうした計画に反映されそうだ。ウェブを使ったセミナーが一定の会員サービス改善の効果が得られたことで、アフターコロナの関薬協の新たな役割の模索なども検討課題となりそう。緊急事態対策のさらなる重視、グローバル化に対応した安定供給なども課題。


 後期計画に関しては21年度事業計画案に関係するため、2月1日の理事会までにまとめ、3月31日の理事会、5月総会で承認する。