大阪府薬剤師会は8日、医療従事者に対する新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関して、大阪府がホームページで1月22日までに呼びかけた結果、薬局関係者は開局者の79%が希望し、そのうちの従事者中76%が接種を希望しているとの状況を明らかにした。


 また、このほど、4月から予定される65歳以上高齢者への接種に関して、薬局薬剤師も接種チームに加わることが可能になったことから、地域薬剤師会ごとに積極的に参加するよう府薬として通知した。


 すでに大阪府北部の主要都市を含む北摂地域の複数自治体では、接種チームに薬局が加わることで協議が始まっていることも明らかにし、府薬はこうした協議を通じて、薬局が接種過程のどのフェーズに参画するかなどのスキームやマニュアルが作成されることに期待を示した。


 基本的には充填などの予製業務が軸になるとみられるが、予診、接種後観察などへの対応も視野に入る。