大阪府は2020年度の薬事審議会について、新型コロナ感染症の拡大状況を勘案して開催を断念し、4月以降に開く方針を固めた。薬事審議会は、8月1日から認定が始まる地域連携薬局などについての要件等を策定、承認する必要があるため、4月早々に開かれる模様。


 また大阪府は、認定薬局に関して事前審査を行い、8月1日には認定できる体制を整備する方針。


 一方、「後発医薬品安全使用促進のための協議会」は年度内2回目の開催を予定していたが、これもコロナ禍のために断念した。小林化工問題や地域フォーミュラリ推進など課題が多いが、府薬務課は医師会など医療機関側への情報提供を中心に、新年度以降の審議促進の準備検討を進めるとしている。小林化工問題については、日本ジェネリック製薬協会を代表する委員が経緯や業界側の対応を協議会で説明する予定も示された。