大阪府薬務課は13日、薬機法改正に伴って8月1日から認定が行われる地域連携薬局、専門医療機関連携薬局について、12日までに申請申し込みが46件あったことを明らかにした。8月1日付で認定される薬局に関しては16日まで申請を受け付けるが、審査をクリアすれば当初認定は46件程度でスタートする見通しとなった。


 大阪府の地域連携薬局は中学校区1薬局の基準に照らすと552薬局が必要だが、これまでの講習会アンケート等を通じては、これを上回る認定申請予定が示されている。8月1日以降は、約2週間程度の審査期間を経て順次、認定されていく予定。2次医療圏ごとに1薬局が必要とされる専門医療機関連携薬局の必要数は8薬局。


 承認手続きに伴う問い合わせ件数は54件あり、月平均30回以上とされる医療機関への情報提供実績の内容、無菌製剤処理を実施できる体制などに関する問い合わせが多かった。


 申し込んだ46件の詳細は公表されていないが、地域連携薬局がほとんどを占め、専門医療機関連携薬局は1件程度とみられる。また、申し込んだ薬局はチェーン系調剤薬局で占められているもよう。


 なお、大阪府薬務課は6月22日に認定申請に関する手順書を付加の薬局に配付しているほか、講習会内容を年末までウェブ配信する。