大阪府薬剤師会(乾英夫会長)は15日、薬剤師によるワクチン接種に関して、12月18日に研修を開始する方針を明らかにした。日本薬剤師会が策定中の「薬剤師による予防接種研修プログラム」に基づいて行う。プログラム対応としては、全国の先駆けになるとみている。


 近畿大学の協力を得て、地域薬剤師会から1人ずつ推薦された60人を対象とする。研修は20人ずつ3回に分けて行う。


 一方、乾会長は新型コロナウイルス感染症の経口治療薬の提供体制について、国が調剤薬局の整備状況調査を開始した件について、大阪府では1780薬局を対象に府が調査を始めた模様だと明らかにした。


 昨年末に自宅療養患者への処方箋応需意思を示した1730薬局に、地域連携薬局に認定された薬局などを加えた数。調査では、電話・情報通信機器等での服薬指導が可能、早急な配送体制を確保できること、夜間・休日、時間外の対応が可能なことなどのほか、「供給の役割を担う薬局」としての体制整備も聞いている。