18日の大阪府薬事審議会では、昨年8月から制度が開始された地域連携薬局、専門医療機関連携薬局の「認定薬局」の要件や、現状の認定数などの報告が行われた。なかでは、12月までに癌を対象とする専門医療機関連携薬局の認定が2件にとどまっていることに、審議会委員からの疑義が相次いだ。
19年の薬機法改正後に大阪府がアンケートした際には専門医療機関連携薬局への認定を得たい薬局は213件を数えていたことが背景にある。府側は「がん専門薬剤師」の学会認定が遅れていることなどを挙げ、専門薬剤師の認定が増えれば当該認定薬局も増えてくるとの認識を示した。