関西医薬品協会は5月30日、大阪市内で開いた定例理事会で、3月28日付で法令遵守体制等に関する行政処分を受けた共和薬品工業について、厳重注意とする処分を決めた。4月20日付で理事会決定したが、この日の定例理事会であらためて事後承認した。
処分内容は、評議員の役職停止、委員会・研究会活動の停止、協会活動への従前以上の前向きな取り組み、一定期間後の報告などとなっているが、日薬連の評議員選出も取り消した。除名した小林化工以外の処分を踏襲した形だが、評議員停止、日薬連評議員の選出取り消しは共和薬品が初めてとなった。
関薬協は5月30日付で、サワイグループホールディングスが小林化工の製造部門や従業員を譲受して4月から事業を開始した、トラストファーマテックの新規入会を了承した。従業員数は403人。関薬協の加盟社は319社となった。