大阪府保険医協会は5日、9月26日から導入された新型コロナウイルス感染者の「全数把握」簡略化について、受診抑制につながるとの危惧を表明する理事長談話を発表した。
大量の感染者がいる状況では、原則入院は困難な状況だとの認識は示しつつ、「大阪府の資料では、若年層や軽症者・無症状者は、自己で検体採取し、陽性だとセンターにウェブ登録することが基本。感染者が医療機関にかからないことを前提にしたスキームは異常」だと強い反発を示した。
そのうえで、「治療を必要とする人が適切に医療が受けることができる」体制の確立を国に求めた。