大阪府薬務課は13日、11月22日に緊急承認された塩野義製薬の経口抗ウイルス薬「ゾコーバ」について、近く「パキロビッドの処方応需実績のある薬局」との制限が緩和されることから、登録センターへの登録薬局を340薬局程度に拡大する方針を固めた。


 大阪府内では、大阪府薬剤師会が8日までに162薬局で登録が進んでいることを明らかにしている。薬務課は、これまでに行われた大阪府内での処方件数は20件程度ではないかみている。今後、登録薬局数、処方件数の推移について、登録センターである塩野義製薬との連携で府下の状況を把握したいとしている。


 340薬局は8医療圏プラス9保健所管内に20を掛けた数で、厚労省の事務連絡に沿ったものとしている。