大阪府薬剤師会は13日、日本薬剤師会の都道府県薬剤師会実施事業(モデル事業)について、応募事業の概要を明らかにした。2022年度の日本薬剤師会「薬局ビジョン実現に向けた薬剤師のかかりつけ機能強化事業」で、応募したテーマは、医療的ケアが必要な小児患者の薬学的管理に関して地域の医療機関との情報共有を効果的に行うための取り組みに関するモデル事業。


 大阪府内には、小児中核病院が8施設、小児地域医療センターが18施設あり、府内での薬局によるサポートのニーズは非常に高いとして、このテーマに取り組む。会員に対するアンケートでは1200ほどの薬局が関心を示したという。このため、同事業のスタートとして2月26日に「小児在宅推進のための研修会」(定員1000人)を開催し、実質的なモデル事業実施への検討を本格化させる。