大阪府薬剤師会は2日、1月26日から運用が開始された電子処方箋管理サービスの府薬会員薬局の対応整備状況に関して、1月中に実施したアンケート調査結果の一部を明らかにした。調査はウェブ上で、実質5日間で行われたが、会員薬局の32.9%、1173薬局が回答した。現時点で対応可能薬局は25薬局、2.1%にとどまるが、半数以上の52.4%が3月までに対応予定とし、36.6%が4月以降に対応すると回答した。


 調査結果では、オンライン資格確認システムに関する補助金申請は69.7%が完了していた。しかし管理薬剤師のHPKIカードの取得は29.1%にとどまり、申請したが未収得50.6%、未申請20.3%となっている。ポータルサイトでHPKIカードの発行申請完了登録は登録済が34.7%にとどまり、電子処方箋利用申請登録も登録済は18.8%にとどまっている。


 なお、現時点で電子処方箋発行の医療機関、対応薬局は確認されていない。