大阪府薬剤師会(乾英夫会長)は25日に臨時総会と通常代議員会を開き、22年度事業報告、23年度事業計画・予算を決定した。


 代議員会では理事として新たに、菱谷博次氏(前大阪府薬務課長)を選任、その後の理事会で菱谷氏は専務理事に就任した。菱谷専務理事は府薬務課長時代の18年、医薬品製造販売業の立入調査時に、企業トップとの面談を行い、法令遵守への再認識を求めた。


 この日の代議員会で乾会長は、大阪医科薬科大学附属病院の敷地内薬局(アイン薬局)について、2月から業務が開始されたことを報告。同薬局が高槻市薬を通じて府薬とも連携する意思を表明していることを報告した。ただ、薬剤師、医師の養成機関である大学の敷地内薬局開設には問題意識は消えてないとして、引き続き大学法人側との協議の機会を求めていく方針も強調した。