国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)は26日、国立健康・栄養研究所の大阪府吹田市の健都に移転を終え、開所式を行った。これまで基盤研はすでに大阪・彩都に本拠を置いていたが、健康・栄養研究所は東京・戸山に置かれていた。移転によって、基盤研、健康・栄養研は2013年の統合以後初めて本拠をすべて大阪に置くことになる。なお、健都には国立循環器病センターがすでに移転している。



 開所式でNIBIOHNの中村祐輔理事長は、栄養研究は個別化医療やフレイル予防という観点から民間などとの研究、その実装化が今後必要になるとして健都への移転の意義を強調。基盤研との融合も今後活性化されるとの期待を示した。