大阪府薬剤師会は12日までに、4月1日から厳格化されたエフェドリン、コデインなどの「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲、販売時の注意点などについて、薬局が販売時に活用できるパワーポイント資材をホームページに掲載した。


 濫用医薬品については、3成分が追加されて6成分となり、鎮咳去痰薬以外の医薬品にも指定が拡大された。販売時の注意点は、販売数量は原則として1人1包装単位とされたほか、購入者が中高生など若年者の場合は、氏名年齢の確認、購入数が規定を超える場合の理由、購入履歴の確認などが求められている。


 大阪府薬は今回の資材開発について、大阪府民への啓発目的のほか、薬剤師の説明資料としても活用できるとしている。このため、10代における濫用の主たる薬物に関する14年からの経年推移などのデータを付加したほか、薬物依存に関する相談窓口などの情報を掲載した。