関西医薬品協会は5月30日に定時総会および評議員会を開き、新会長に武田薬品ジャパンファーマビジネスユニットプレジデントの古田未来乃氏を互選した。任期は30日から2年間。新たな副会長には、手代木功・塩野義製薬会長兼社長、吉田逸郎・東和薬品社長、澤井光郎・沢井製薬会長、井上慶一・丸石製薬会長が就いた。後発医薬品専業企業2社が副会長を務める。



 古田新会長は就任あいさつで、「健康寿命の延伸に寄与することや、経済成長への貢献など、医薬品産業は使命も多いが課題も多い。2025年までの関薬協ビジョンに基づいて、関西から提案等を発信していきたい。とくに関西の強みを活かしたビジョンに優先的に取り組みたい」との所信を語った。また、関西の他の諸団体との連携、協力の必要も強調した。


 総会では、22年度事業計画・収支決算、23年度事業計画案・予算案を承認したほか、規約の改正も承認した。改正規約は会員の退会規定に関して、「除名」を新たに盛り込んだほか、会員資格の停止なども加えた。