大阪府薬務課は13日、23年度の立入調査時の資料とするため、大阪府内の医薬品製造所230ヵ所に対し、アンケート調査を実施していることを明らかにした。調査項目は製造品目などに加え、リスク評価体制も聞いている。6月中に調査を終える方針。
また、この調査時に、22年度事業として今年3月にまとめた製薬企業に対するコンプライアンス重視を呼び掛ける冊子、『製薬企業の責任役員の方へ~患者さんの安心・安全を守るために~』も紹介、周知し冊子の認知を訴えている。
同冊子は、関西医薬品協会も製本化(写真)して会員各社に配付しており、評価が高い。薬務課は府内の製薬関連団体からの冊子をテキストにした講演依頼を複数受け、すでに実施。また、日薬連からも講演依頼を受けていることも明らかにした。
石橋真理子薬務課長は、周知してもらうことが第一の目的だが、反響はいいと手ごたえを語った。