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第44回 COVID-19 mRNAワクチン接種後の心筋炎患者血液中のスパイクタンパク質

2023/09/04

連載 :

 米国マサチューセッツ総合病院のラエル・ヨンカーらは、COVID-19 mRNAワクチン接種後の心筋炎患者の血漿中に遊離の完全長スパイク(S)タンパク質が多く存在することを報告した(8601)。  COVID-19 mRNAワクチン接種後に、まれではあるが、特に男性の若者で心筋炎を発症する症例が多数報告されてきたが、10万人当り、約1人から2人が心筋炎または心膜炎を発症した。米国でのmRNAワクチン接種後の心筋炎発症率が、2020年12月から2021年8月までのVAERS(ワクチン副反応報告システム)データを用いて、米国CDCのマシュー・E・オスターらが解析している。この間、192,405,448人が、354,100,845回のCOVID-19 mRNAワクチン接種を受けた。VAERSデータは、2021年9月30日に処理された。 出典:JAMA. January 25, 2022 Matthew E. Osterら...  米国マサチューセッツ総合病院のラエル・ヨンカーらは、COVID-19 mRNAワクチン接種後の心筋炎患者の血漿中に遊離の完全長スパイク(S)タンパク質が多く存在することを報告した(8601)。  COVID-19 mRNAワクチン接種後に、まれではあるが、特に男性の若者で心筋炎を発症する症例が多数報告されてきたが、10万人当り、約1人から2人が心筋炎または心膜炎を発症した。米国でのmRNAワクチン接種後の心筋炎発症率が、2020年12月から2021年8月までのVAERS(ワクチン副反応報告システム)データを用いて、米国CDCのマシュー・E・オスターらが解析している。この間、192,405,448人が、354,100,845回のCOVID-19 mRNAワクチン接種を受けた。VAERSデータは、2021年9月30日に処理された。 出典:JAMA. January 25, 2022 Matthew E. Osterら、

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