ゴルフを始めるも野球上がりの悪癖が抜けずに苦心する、業界紙記者・ガッチャン。激しいスライス(右旋回)を連発させるなか、指導を仰いだMプロが一言。
「いまは左を向いて打て!」
この対症療法により、なんとかコース右端に残せるようになりはじめたが、次回に向けて「右に曲げない」練習方法は知りたいところ。
Mプロに相談すると……。
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「次、手首を思い切り使って打ってみろ。振り始めの早い段階で返すイメージだ」
手首を返す?YouTubeの動画で「ダメ」って言っていたのを見たんですが……。そんなガッチャンの浅い疑問に「あんなもん嘘ばっかりだ」とMプロ。
「野球部だったからかもしれねぇが、お前はボールにクラブが当たった随分あとに手首が返ってきてんだよ。イメージを固めろ!」
ボールに当たった瞬間にクラブとボールの接地面(フェース)が、とんでもなく右を向いている。「オープンフェース」というこの現象は、野球部出身に多く見られるそうです。
野球はピッチャー側の手、つまり右利きなら「バットを左手で振る」イメージで、右手はあくまで補助的。初動から右手で振ろうとすると、バットの軌道が波を打つ「こねる」悪癖につながるという考え方があります。
ところが、ゴルフは自分の正面にある止まったボールを打ち出すスポーツ。左手が先行してしまうと、接地面が飛ばしたい方向より右に向いてしまうようです。なるほど!
右手、右手。ガッチャンは素振りでイメージを固めます。
「師匠!行けそうです!」
「よし!やってみろ!!!」
意気揚々と打席に立つガッチャン。打ち出したボールの行方は如何に?!