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第52回 新規経口治療薬

2023/09/21

連載 :

パクスロビド(ニルマトレルビル/リトナビル)  米国では、パクスロビドは、2021年12月、重症化リスクの高い(入院または死亡など)成人で軽症から中等症COVID-19患者の治療に対する米国FDAの緊急使用承認(EUA)を得た。パクスロビドをワクチン未接種ハイリスク患者での使用した場合、COVID-19の重症化への進展を有意に低下させた(89%)。重症化リスクの高い軽症から中等症COVID-19外来患者で、米国感染症学会のガイドラインパネルは、パクスロビド治療はワクチン接種状態に関係なく、COVID-19発症から5日以内に開始されるべきであると勧めた。承認から2022年9月18日までに米国では、パクスロビドは、3,799,532コース処方された。  米国メモリアル・スローン・ケタリング・がんセンターのロシニ・キュラスらは、72歳の種々の基礎... パクスロビド(ニルマトレルビル/リトナビル)  米国では、パクスロビドは、2021年12月、重症化リスクの高い(入院または死亡など)成人で軽症から中等症COVID-19患者の治療に対する米国FDAの緊急使用承認(EUA)を得た。パクスロビドをワクチン未接種ハイリスク患者での使用した場合、COVID-19の重症化への進展を有意に低下させた(89%)。重症化リスクの高い軽症から中等症COVID-19外来患者で、米国感染症学会のガイドラインパネルは、パクスロビド治療はワクチン接種状態に関係なく、COVID-19発症から5日以内に開始されるべきであると勧めた。承認から2022年9月18日までに米国では、パクスロビドは、3,799,532コース処方された。  米国メモリアル・スローン・ケタリング・がんセンターのロシニ・キュラスらは、72歳の種々の基礎疾患

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