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第54回 新規経口治療薬(続き)

2023/09/25

連載 :

パクスロビドとモルヌピラビルのリバウンド現象  COVID-19患者の未治療の人の10%以上でウイルスレベルが再び高くなるが、このリバウンドは、抗ウイルス薬治療後にもさらに顕著である(9241)。   パクスロビドは、米国ファイザー社が開発した経口抗ウイルス薬ニルマトレビルとリトナビルの組合せ薬剤である。ファイザー社の臨床試験では、ワクチン未接種者でリスクのある人の入院及び死亡リスクを軽減することが示された。実社会での研究により、この治療薬の恩恵は、ワクチン接種者にも拡大できることが示唆された。ファイザー社の臨床試験のチームは、パクスロビド投与のグループとプラセボグループの両方で、リバウンドの症例に気づいた。  SARS-CoV-2に感染した参加者の4分の1以上(27%)が、症状のリバ... パクスロビドとモルヌピラビルのリバウンド現象  COVID-19患者の未治療の人の10%以上でウイルスレベルが再び高くなるが、このリバウンドは、抗ウイルス薬治療後にもさらに顕著である(9241)。   パクスロビドは、米国ファイザー社が開発した経口抗ウイルス薬ニルマトレビルとリトナビルの組合せ薬剤である。ファイザー社の臨床試験では、ワクチン未接種者でリスクのある人の入院及び死亡リスクを軽減することが示された。実社会での研究により、この治療薬の恩恵は、ワクチン接種者にも拡大できることが示唆された。ファイザー社の臨床試験のチームは、パクスロビド投与のグループとプラセボグループの両方で、リバウンドの症例に気づいた。  SARS-CoV-2に感染した参加者の4分の1以上(27%)が、症状のリバウ

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