第69回 COVID-19は季節性インフルエンザのようになったのか?
2023/10/19
連載 : コロナ後の明日~その光と影~
米国退役軍人省(VA)セントルイス・ヘルスケア・システムの臨床疫学センターのディレクターおよび研究開発のチーフであるズィヤード・アル・アリーらは、COVID-19パンデミックも3年目が過ぎ、季節性インフルエンザのように、死亡率がなったのかどうかを比較検討した(1441)。
COVID-19パンデミックの最初の年は、米国での研究で、COVID-19入院患者は、季節性インフルエンザで入院した患者と比べて、30日の死亡率のリスクは、約5倍であった。それ以来、SARS-CoV-2ウイルス自身、臨床的ケア、集団レベルの免疫も含めて、大きく変化した。また、インフルエンザの死亡率も変化したかもしれない。ズィヤード・アル・アリーらは、2022年-2023年の秋から冬で、COVID-19が季節性インフルエンザと比べて、死亡のリスクがより高いのかどうかを検討した...
米国退役軍人省(VA)セントルイス・ヘルスケア・システムの臨床疫学センターのディレクターおよび研究開発のチーフであるズィヤード・アル・アリーらは、COVID-19パンデミックも3年目が過ぎ、季節性インフルエンザのように、死亡率がなったのかどうかを比較検討した(1441)。
COVID-19パンデミックの最初の年は、米国での研究で、COVID-19入院患者は、季節性インフルエンザで入院した患者と比べて、30日の死亡率のリスクは、約5倍であった。それ以来、SARS-CoV-2ウイルス自身、臨床的ケア、集団レベルの免疫も含めて、大きく変化した。また、インフルエンザの死亡率も変化したかもしれない。ズィヤード・アル・アリーらは、2022年-2023年の秋から冬で、COVID-19が季節性インフルエンザと比べて、死亡のリスクがより高いのかどうかを検討した。