医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)は18日、同志社女子大学と連携することで合意、締結式を行った。双方の強みや特性を活かしながら、医療、健康及び栄養分野の専門人材の充実と、学術及び科学技術の発展・継承に取り組むとしている。
締結式でNIBIOHNの中村祐輔理事長(写真左)は、「食や栄養分野の研究・教育に力を入れ、140年以上に及ぶ長い歴史のある関西の名門校との連携によって、人材交流などを通じながら双方の研究レベルをさらに高め、研究人材の育成にも取り組みたい」と述べた。さらに同志社女子大が薬学部を有することから、ヘルスサイエンスとメディカルサイエンスとの連携にも強い期待を示した。
一方、同志社女子大の小崎眞学長は、「薬学部、生活科学部には、医療や健康、栄養の各分野において、高度な専門知識を学び社会に貢献したいと考えている多くの学生がいる」ことを強調、人材交流によってNIBIOHNの施設・設備、研究成果物の利活用が行えることは、学生たちには貴重な経験になるとの意義を語った。