大阪府薬剤師会(乾英夫会長)は12日の定例会見で、能登半島地震への支援体制について、3日に役員・事務局を中心に災害対策本部を設置し、12日までに役員2人体制による支援薬剤師を2陣まで編成、派遣したことを明らかにした。第3陣以降は地域薬剤師会から公募し、支援チームを編成する方針。


 府薬の支援体制は編成1チームにつき、原則3泊4日で支援する。また、大阪府医師会のJMATが13日に派遣されることに伴い、医薬品装備は府薬が対応協力したことも明らかにされた。


 乾会長は、現段階では情報整理途上にあるものの、情報集約は最終段階としたうえで、拠点整備などの具体的状況については順次、決める方針も示した。府薬の拠点は現時点では羽咋市に置かれている。


 また、大型バス様式の大阪府薬災害支援車(湯山製作所と連携)については、日薬の要請に基づいて出動する方針で、日時はまだ決まっていない。現在は、府薬敷地内に待機させている。


 府薬によると、能登地域にすでに入っているモバイル・ファーマシーはキャンピングカー様式の7台が現地で活動。いずれも日薬の要請に従っているとしている。