関西医薬品協会は2日に開いた理事会に、PMDA関西支部が移転することに伴い、対面助言時のテレビ会議システム利用料が無償化されることを報告した。関薬協はこれによって、PMDAの相談が活発化することを期待したいとしている。
PMDA関西は6月に現在のグランフロント大阪タワーから、今秋にも中之島のNakanoshima Qross」に移転することを公表した。無償化は移転後に実施する。これまでテレビ会議システム利用料は28万円をベースに、条件によって半額までになる価格設定がされていた。また、大阪市等からの補助なども行われている。
中之島クロスは再生医療を軸に「未来医療」を掲げた研究、医療の複合施設。スタートアップ企業の支援型施設でもある。
理事会では、昨年2月に薬機法違反で行政処分を受けたニプロファーマについて、関薬協として同年3月に厳重注意や役職処分などの措置を講じたが、今年5月8日付で同社から再発防止策が報告されたことを承認した。これにより、同社の西田健一社長の日薬連評議員を改めて選出することも承認した。
また理事会で、アリナミン製薬グループの製造受託企業、日本製薬の再入会が了承された。これにより関薬協加盟社は329社となった。