大阪府薬剤師会は4日、11月10日に大阪市で開かれる近畿薬剤師学術大会のプログラムを明らかにした。中央社会保険医療協議会の診療側委員3人が顔をそろえる分科会(120分)などが予定されている。会場は中央区本町橋のシティプラザ大阪とマイドームおおさか。


 午前に行われる特別記念講演は大阪大学大学院の森下竜一教授による、「大阪・関西万博から考える2050年のミライ医療-薬剤師の果たす役割とは」。また午後には、日本薬剤師会の岩月進会長の特別講演も予定している。


 午後の分科会1では、日本医師会の茂松茂人副会長が今後の診療報酬改定の展望を語るほか、日本歯科医師会の林正純副会長が24年度改定の成果と課題、日薬の森昌平副会長が今後の調剤報酬について展望する。


 このほかに5分科会が予定され、女性の健康とヘルスケア、薬剤師の薬剤総合評価のあり方、電子処方箋を軸にした医療DX、地域フォミュラリの進め方、災害時の取り組みなどを予定している。


 また、アドバンス・ケア・プランニングと薬剤師の関わり方をテーマにしたシンポジウムも開催する。