大阪市で国家戦略特別区域事業として行われている「調剤業務一部委託」は、7月1日から事業受付を開始している。このほど1例の委託が行われたことが確認された。
現段階で同事業の実施薬局は、委託、受託ともに以下の同じ法人系列の薬局同士での4薬局ずつ8薬局。実際の委受託は慎重に進められている模様で、実際に行われたのは1例程度とされる。
【受委託薬局】アイン薬局あべのハルカス店、スギ薬局在宅調剤センター西田辺店、日本調剤喜連東薬局、ハザマ薬局
【委託薬局】アイン薬局平野加美店、スギ薬局西田辺店、日本調剤はなてん薬局、ハザマ薬局
事業進捗状況について、行政担当する大阪市は事業開始前後に立入視察し、大阪府も同行した。立入ではカセット分包機などのインフラ装備、ガイドラインで示された手順書の整備などに監視の重点がおかれた。同様立入は半年ごとに行われる予定。
今後について大阪府は、大阪市と共に事業を見守るとしながら、今後は違う系列店での委受託が行われるかどうかに関心を寄せている。