大阪府薬剤師連盟は6日、大阪市内で情報交換会を開き、15日公示予定の衆院選で前衆院議員の渡嘉敷奈緒美氏(大阪7区)への支援を参加者に要請した。同会は大阪府薬が開いた24年度の「未来を担う薬剤師フォーラム」終了後に行われた。



 同席した渡嘉敷氏(写真上)は、「今回はもう後ろに下がれない。かなり厳しい戦いになる」としたうえで、「薬剤師の職能をもって、国政で仕事をしてきたけれど、薬剤師の知識と経験は日本の医療の中で大切だということが議員を離れてとよくわかった。来年は薬機法改正もあり、いろんなことを盛り込みたい。それなので早く国政に戻りたい」との意欲を伝えた。


 フォーラムに参加した、本田顕子、神谷政幸の両参議院議員は挨拶や講演で、衆院に薬剤師議員がいない状況に厳しい認識を強調、渡嘉敷氏の国政復帰への支援を求めた。



 情報交換会には岩月進日薬会長(写真下)も出席し、第8次医療計画で薬剤師確保策が盛り込まれていることなどを背景に、地方議会での薬剤師議員育成の必要も示した。