大阪府薬事審議会の医薬品適正販売対策部会は24年度初会合を開いた。同部会は22年7月に厚生労働省がとりまとめた「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ~薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン~」を受け、登録販売者の資質向上も含む「大阪府版アクションプラン」の策定を進めている。11月25日に2回目の会合を開きプランを決める予定。


 この日は大阪府薬務課が示した「暫定版」をもとに論議、薬局薬剤師による「薬剤レビュー」に関して、大阪府内での取り組み状況、大阪府薬剤師会の取り組み、大阪医科薬科大学の教育導入予定などが報告された。


 薬剤レビューによる介入が必要な患者の判断方法、地域での事例検討会の実施など情報収集能力の涵養などが論議されたほか、イラストなどを使った、わかりやすい解説の必要も指摘された。


 薬剤レビューがほぼ開局薬剤師を対象とするのに対し、主としてドラッグストアの登録販売者が対象となりそうな「一般用医薬品の乱用対策」も大阪版アクションプランに盛り込まれる。薬剤師・登録販売者向け確認事項等のリーフレット作成、店頭での空箱設置などの具体的取組方策が提案されている。