関西医薬品協会は3日に開いた定例理事会で、昨年1月31日付で沢井製薬に科した役職停止などの処分について、同日付で解除することを決めた。副会長職や委員会・研究会の役職のほか、日薬連評議員についても、同社の意向を確認したうえで澤井光郎・同社会長をあらためて選出する方針。役職任期は5月末に予定される総会まで。
沢井製薬については、23年12月22日付で、厚生労働省、大阪府、福岡県から薬機法違反に基づく行政処分を受けたことから、関薬協は再発防止策の報告などを含む6項目の措置通知を出し、会内役職を停止した。同社は昨年12月25日付で関薬協に再発防止策報告書を提出していた。
関薬協は3日の理事会で、新たに2社の新規入会を承認した。いずれも第1種医薬品製造販売業で、キューズコンサルティング(東京都)と、クリングルファーマ(大阪府)。関薬協加盟会員社数は334社となった。