大阪府保険医協会は1日、高額療養費制度の限度額引き上げ案に関する、石破茂首相の衆院予算委員会(2月28日)答弁について、「一部見直し」は見せかけに過ぎないとして、見直し案の白紙撤回を求める談話を発表した。


 談話は、石破首相が引き上げ案について、「10年間の物価動向を踏まえたもので、8月からの定率引き上げは実施したい。26年以降は関係者の声を聞いて結論を出したい」と答弁したことについて、見直し案は法案ではないので予算審議されるものであり、26年も継続的に審議されることになるとして答弁を「誤魔化し」だと非難。 国のがん対策で示されている「誰一人取り残さない」メッセージとも矛盾するとして、白紙撤回を要求した。