シリーズ『くすりになったコーヒー』
去る7月3日に「大分でコーヒーを楽しむ会」がありました。この催しは「日本コーヒー文化学会」といって、世界のコーヒーやその文化についてもっともっと知りたいと願う人々の集いです。入会を希望する人は下記へご連絡ください。
話がずれましたが、大分会場の担当は大宰府で喫茶店を経営している田原さんでした。田原さんはこの会の後で朝日新聞に載ったのですが、福岡版だけでしたので、ここで全国向けに紹介します。その前に、まずは会の中身を見てください。
第14回 大分合同新聞文化センター教育セミナー
講演内容のみどころ
1. 「ロンドンのコーヒーハウス」 日本コーヒー文化学会会長 上智大学教授 小林章夫氏
http://www.books-sanseido.co.jp/blog/takumi/kobayashi.html
2.「ゴールデンハラールをめぐるエチオピアの旅」 フリーライター 小坂章子氏
http://tenjin.coara.or.jp/~bungaku/
3.「コーヒーと健康」 東京薬科大学名誉教授 岡希太郎氏
というわけで、3時間を超えるプログラムは盛況のうちに幕となったわけですが、単なるカフェイン飲料を超えたコーヒーの魅力がいっぱいの講演会でした。
●身体に良いコーヒーとは、美味しいコーヒーのことである。
コーヒーがいくら体に良いからと言って、それだけでは身体に良いコーヒーの普及にはつながりません。飲んで美味しいと感じて、また飲みたくなるコーヒーでなければ身体に良いとは言えないのです。
●コーヒーを飲むと頭がズキズキする人
●コーヒーを飲むと胸がドキドキする人
●コーヒーを飲むと腹がムカムカする人
こういう人はどういう人かと言いますと、「不味いコーヒーを飲んだ人」なのです。
●コーヒーを飲んで健康でいようと思うなら、美味しいコーヒーを飲まなければなりません。
さて、田原さんのことですが、今頑張っている30代の一人です。勝手に応援させて頂くために、朝日新聞福岡版を引用します。皆さん今度大宰府へ行ったら珈琲蘭館に立ち寄っては如何ですか?
(第104話 完)
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栄養成分研究家 岡希太郎による
『コーヒーを科学するシリーズ』
『医食同源のすすめ― 死ぬまで元気でいたいなら』
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『医食同源のすすめ』のすすめ
昔からの言い伝えを侮ってはいけない!
「1日30種類の食材を食べていれば病気にならない」…昔からの言い伝え
「必須栄養素をガッチリ食べてカロリー制限していれば健康寿命が延びる」…先端科学
どちらも同じことを言っています。
言い伝えに耳を貸せば、間違った生活習慣を見直したり、病気を予防する食べものに気を配ったり、儲け本位の怪しい健康食品をボイコットしたり、本当に役立つサプリメントを選んだり、身体にあった大衆薬を買って飲んだり、医者にかかるタイミングを間違えないようになるのです。
日々店頭に立つ薬剤師には「患者説明の豊富なヒント」、製薬会社のMRには「社会学的くすりのエビデンス」、アカデミアの研究者には「目から鱗の研究テーマ」、そして一般消費者には「確かな情報」を提供します。NHKスペシャルで大反響のレスベラトロールなど、ほんの一部に過ぎません。