シリーズ『くすりになったコーヒー』


 コーヒーの病気予防効果の素晴らしさが本当ならば、「そんなに効くならくすりのように副作用が出るのでは?」と不安に思う人も居られるでしょう。


でも、掛かりつけの医者や薬屋で聞いて見ても、曖昧な答えが返ってきます。


患者 「先生、○○薬を飲んでるんですけど、コーヒー飲んでもいいですか?」


医者 「心配なら飲まなければいいんですよ」


患者 「じゃあ止めておこうかな・・・!?」


 といった具合ですから、これではコーヒー業界が浮かばれませんし、コーヒーが病気を予防することを考えれば、長い意味で社会が損することになってしまいます。


 そこで今回は、あちこちに散らばっている「コーヒーとくすりの相互作用」の情報をまとめました。「コーヒーは百薬の長」と言うだけあって、結構色々と見つかりました。


 表を作ったのでご覧ください。


●表の1番、この3つのどれかを飲んでる人はカフェイン入りを飲まない方がよい。


●表の2番、コーヒーを飲みたければ、体調に気をつけて飲むようにする。


●表の3番、くすりを飲んだら、2時間以上待ってコーヒーを飲む。逆も同じです。


●表の4番、好ましい相乗効果が期待できるので、医者に「止めなさい」と言われたら、「特別な理由がある」のか聞いて見る。


 と言うことですから、コーヒーを飲むにしても最初は少しの量から始めて、様子を見ながら体調に合わせて増やせばよいのです。要は、表の1番の人を除けば、無理せず好きなコーヒーを飲んでリラックスするのが一番です。


【医療関係者の方へ】表を活用して下さい。ご意見は →こちら oka@toyaku.ac.jp



(第85話 完)


栄養成分研究家 岡希太郎による
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