シリーズ『くすりになったコーヒー』
地球温暖化の勢いが止まらず、ついにコーヒー産地でも異変が顕在化。今年はブラジルの霜害で価格高騰は必至です。
ニコチン酸(ナイアシンの1種でビタミンB3)の医学的重要性とは裏腹に、日本での製造販売が中止に追い込まれた。今年3月の錠剤に続いて、注射薬も本年度末に消える。非本臨床栄養学会の請願も空しく、厚労省は見て見ぬ振りです。
コーヒーは無類の天然医薬資源で、今年は「新型コロナにも有効」との論文が出現しました。合わせて、NAD関連代謝物の新生理学が「元気で長寿」の方向で解明されて、「コーヒーと健康」のキャッチフレーズに火がつきそうです。これが「コーヒーの第5波」になる可能性が見えてきました。
NHK大河ドラマの影響もあって、渋沢栄一がパリで飲んだ水洗い焙煎コーヒーが、想定外の人気を呼びそうです。水戸のサザコーヒー会長の努力が実ると思われます。
これまでは何らかの理由で「コーヒーが飲めなかった人」にも、「コーヒーと健康」の恩恵を味わってもらえるように、NHK命名「希太郎ブレンド」が『ドリップバッグ』になって市場に登場しました。
それでは、新年もどうぞ宜しくご愛読お願い申し上げます。
(第460話 完)