シリーズ『くすりになったコーヒー』


　第３２３話と第３２７話で紹介しましたが、もう１つついでに。今回は、オーストラリア・南ウエールズ州政府の癌撲滅キャンペーンの１つです。そのホームページに載っているマインドフルネス・コーヒー（紅茶、ホットチョコレートも：英文参照、和訳では排除）の勧めでは、コーヒーに限らず、日々生活の随所にマインドフルネスを取り入れるように但し書きがあります。何かに集中する瞑想が、心身の健康と癌の予防につながるとの考えなのです。


●あなたが悩んだり落ち込んでいるとき、気分が優れないとき、身体の何処かが痛むとき、マインドフルネス瞑想が役立ちます（筆者訳）。




　さて、コーヒーを淹れるときのマインドフルネス、コーヒーを飲むときのマインドフルネス（第３２７話を参照）、そして今回のオーストラリア式癌予防瞑想法。如何でしたか？試してみる気持ちになりましたか？


　マインドフルネスというのは、日常生活のなかで毎日のように体験しているエピソードの１つ１つについて、今やっていることに神経を集中させるということです。短い時間であっても集中できる、そういう神経のバランス再構築が、吸う息・吐く息のバランスと交感・副交感の神経バランスを整える、すると神経と連動している免疫系の「攻撃・防御」のバランスが整って病気の予防になる・・・というのです。


　是非お試しください。


（第３２９話　完）


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