——今後の展望について聞かせてください。
山田 組織開発と採用の2つをテーマとしている。現在よりも多くのプロジェクトを抱えるようになった際、効率的に取り組める「仕組み化」が欠かせないと考えている。社員数も2年後には150人超にまで増やしたい。
製薬企業向けマーケティング支援については、アトピー性皮膚炎や重症ぜんそくなど画期的な新薬が登場した領域にも広げていきたい考えだ。足下の取り組みは上市後の製品がもっぱらだ。だが、「ドラッグ・ラグ」「ドラッグ・ロス」が問題となるなかで、その解決に向けて、これまでの事業で築いた基盤を生かし、海外の製薬企業やバイオベンチャーを開発段階から支援できるようにもしていく。目下、試験的な取り組みに着手しているところだ。(吉水)
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山田裕揮
Medii(メディ)代表取締役 医師
1989年4月26日和歌山市生まれ。2014年和歌山県立医科大学卒業。聖路加国際病院、慶應義塾大学病院などを経て、20年2月Medii創業。専門はリウマチ膠原病内科。日本リウマチ学会専門医・指導医。