分類したうえで、それでも基本となるコンセプトは15年の厚生労働省による「患者のための薬局ビジョン」である。患者さんとのコミュニケーションを重視した薬剤師の職能発揮が随所に描かれている。これに沿って20年には服薬フォローアップが義務化された。薬剤師の投薬後の患者フォローアップは、薬剤師の業務のすべてで増加していくだろう。しかしフォローアップ内容は多岐に渡っており、またその広がりを考えると薬剤師の機能分化をますます先に進めなければならない。
次回はこのフォローアップについて論じることとする。