OBSERVER
寺本民生・一般社団法人医薬教育倫理協会代表理事
2017年4月1日号
若い医師こそ情報に触れるべき──医薬教育倫理協会の趣旨を聞かせてください。寺本 医師とMRの関係の再構築がある。現在、医療機関でのMRの訪問は診療を阻害しないようにアポイント制になっている。それはいいのだが、MRのほうも、各社の決まりがあって、私たちに情報提供する際の内容に制約がある。(MRの情報に拠らないで)医師が文献を積極的に読めばいいという考え方もあるが、医師は診療で忙しすぎる。(制限が厳しいと)MRから医薬品の作用点や稀な副作用が情報として入ってこなくなる。診療上、悪い影響を与えるだろう。私たちベテランはいいが、若い医師は診療に手一杯。MRも若い医師に会えない。例えば、年に1回の製品説明会で若い医師がすべての情報を把握できるかと言えば、そうでもない。医薬品の名称や使い方がわかっても、医薬品の周辺情報が伝わらなければ、今ある情報を鵜呑...
若い医師こそ情報に触れるべき──医薬教育倫理協会の趣旨を聞かせてください。寺本 医師とMRの関係の再構築がある。現在、医療機関でのMRの訪問は診療を阻害しないようにアポイント制になっている。それはいいのだが、MRのほうも、各社の決まりがあって、私たちに情報提供する際の内容に制約がある。(MRの情報に拠らないで)医師が文献を積極的に読めばいいという考え方もあるが、医師は診療で忙しすぎる。(制限が厳しいと)MRから医薬品の作用点や稀な副作用が情報として入ってこなくなる。診療上、悪い影響を与えるだろう。私たちベテランはいいが、若い医師は診療に手一杯。MRも若い医師に会えない。例えば、年に1回の製品説明会で若い医師がすべての情報を把握できるかと言えば、そうでもない。医薬品の名称や使い方がわかっても、医薬品の周辺情報が伝わらなければ、今ある情報を鵜呑み
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