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「価格乖離」それぞれの測定方法

中間年改定、勃発する「率額論争」

2017年4月1日号

 過去の正式な記録は知らないが、ここ数年では「最速」だったのではないか。 3月15日に厚生労働省で開かれた中央社会保険医療協議会・薬価専門部会。「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」に盛り込まれた「中間年の薬価改定の対象をどう考えるのか」という重要な検討議題が並んだ。ところが、事前の中医協総会が白熱して予定時間が押せ押せだったのに加え、「会場の都合」によって、わずか15分足らずでタイムアップとなった。「具体的数値基準の示し方にもよるが、一定率とか(数字で)示すと、価格交渉のメルクマールになってしまう。具体的というのは注意が必要。慎重にお願いしたい」 限られた時間のなかで、業界代表の加茂谷佳明専門委員(塩野義製薬常務執行役員)は、中間年改定の対象に関して意見表明、いつもどおり「慎重な議論」を求めている。 厚労省が示した論点は、「中間年における薬...  過去の正式な記録は知らないが、ここ数年では「最速」だったのではないか。 3月15日に厚生労働省で開かれた中央社会保険医療協議会・薬価専門部会。「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」に盛り込まれた「中間年の薬価改定の対象をどう考えるのか」という重要な検討議題が並んだ。ところが、事前の中医協総会が白熱して予定時間が押せ押せだったのに加え、「会場の都合」によって、わずか15分足らずでタイムアップとなった。「具体的数値基準の示し方にもよるが、一定率とか(数字で)示すと、価格交渉のメルクマールになってしまう。具体的というのは注意が必要。慎重にお願いしたい」 限られた時間のなかで、業界代表の加茂谷佳明専門委員(塩野義製薬常務執行役員)は、中間年改定の対象に関して意見表明、いつもどおり「慎重な議論」を求めている。 厚労省が示した論点は、「中間年における薬価

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