医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

日揮が示すグローバル企業の「矜持」

「金で時間を買う」だけの企業には真似できない

2017年4月1日号

 米原子力大手ウェスティングハウス(WH)という毒饅頭を焦って食べたばかりに、幾度にわたる外科的処置を施してもなお、集中治療室で「危険な状態」が続く東芝。万一の際には国内の電機業界のみならず、地域の雇用や日米間の外交にも影響が及ぶだけに世の関心も高く、政府や金融機関も延命に必死となっている。 一方で、東芝と同様に、身の丈に合わないM&Aによって会社の機軸が揺るぎ、解体的な出直しを強いられている武田薬品への関心は、業界関係者を除けば低い。この4月でCEO就任から2年が経過したクリストフ・ウェバー社長の構造改革は、糖尿病領域などからの撤退や長期収載品事業の切り離し、世界的な研究開発体制の再編など大胆さで目を引くものの、業績や財務諸表への貢献は今一つにとどまる。CEO就任時にコミットした「従業員の参画とモチベーションを高め、投資家・株主の皆様の...  米原子力大手ウェスティングハウス(WH)という毒饅頭を焦って食べたばかりに、幾度にわたる外科的処置を施してもなお、集中治療室で「危険な状態」が続く東芝。万一の際には国内の電機業界のみならず、地域の雇用や日米間の外交にも影響が及ぶだけに世の関心も高く、政府や金融機関も延命に必死となっている。 一方で、東芝と同様に、身の丈に合わないM&Aによって会社の機軸が揺るぎ、解体的な出直しを強いられている武田薬品への関心は、業界関係者を除けば低い。この4月でCEO就任から2年が経過したクリストフ・ウェバー社長の構造改革は、糖尿病領域などからの撤退や長期収載品事業の切り離し、世界的な研究開発体制の再編など大胆さで目を引くものの、業績や財務諸表への貢献は今一つにとどまる。CEO就任時にコミットした「従業員の参画とモチベーションを高め、投資家・株主の皆様の期待

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