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国内バイオベンチャーの16年12月期決算を見る(前)

(前) 成果分かれた4社の希望と焦り

第25回

2017年4月1日号

 武田薬品がスピンアウトベンチャーを設立、ほかの製薬企業も積極的にバイオベンチャーと提携するなど、活発に動いている。そのバイオベンチャーの16年12月期決算を見ると、企業の明暗が分かれている。 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)は、事業拡大に成功した期となった。一方、カルナバイオサイエンスは大型案件と期待されていた契約の解消、オンコリスバイオファーマは腫瘍溶解ウイルスの企業治験開始の遅れた。また、メディシノバは3期連続で売上高を計上できない厳しい状況となった。オプション権の譲渡に成功 事業拡大に成功したDWTIから見てみよう。同社のパイプラインついては、緑内障治療薬をめざす「WP1303」(H1129)の国内第Ⅰ相試験が16年3月に開始された。この試験では、日本人の健康な成人男性を対象に、単回及び反復投与時における安全性、薬物動態と眼圧下降効...  武田薬品がスピンアウトベンチャーを設立、ほかの製薬企業も積極的にバイオベンチャーと提携するなど、活発に動いている。そのバイオベンチャーの16年12月期決算を見ると、企業の明暗が分かれている。 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)は、事業拡大に成功した期となった。一方、カルナバイオサイエンスは大型案件と期待されていた契約の解消、オンコリスバイオファーマは腫瘍溶解ウイルスの企業治験開始の遅れた。また、メディシノバは3期連続で売上高を計上できない厳しい状況となった。オプション権の譲渡に成功 事業拡大に成功したDWTIから見てみよう。同社のパイプラインついては、緑内障治療薬をめざす「WP1303」(H1129)の国内第Ⅰ相試験が16年3月に開始された。この試験では、日本人の健康な成人男性を対象に、単回及び反復投与時における安全性、薬物動態と眼圧下降効果

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