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(前) 成果分かれた4社の希望と焦り
第25回
2017年4月1日号
カルナバイオ本社がある神戸医療産業都市 カルナバイオサイエンスは、キナーゼ阻害薬の研究開発と創薬研究で使用するタンパク質の販売やアッセイ系の販売、化合物プロファイリングスクリーニングの受託研究などを行う創薬支援事業を中心に展開している企業である。 当期の主なトピックスを挙げると、5月にCDC7キナーゼを標的とする抗がん剤の新薬候補化合物の「AS141」をカナダのシエラ・オンコロジーに導出した。契約一時金は90万ドル、マイルストン契約料は最大2億7000万ドル、上市後のロイヤリティは1ケタ台の率と好条件な契約内容となっている。 その一方で、16年8月には15年6月に米ヤンセン・バイオテックと結んだキナーゼ阻害薬に関するライセンス契約が終了したと発表した。 期は違うのだが今年1月、米エピバイオームと共同研究契約を締結したことを発表した。エピバイオームのマイクロ...
カルナバイオ本社がある神戸医療産業都市 カルナバイオサイエンスは、キナーゼ阻害薬の研究開発と創薬研究で使用するタンパク質の販売やアッセイ系の販売、化合物プロファイリングスクリーニングの受託研究などを行う創薬支援事業を中心に展開している企業である。 当期の主なトピックスを挙げると、5月にCDC7キナーゼを標的とする抗がん剤の新薬候補化合物の「AS141」をカナダのシエラ・オンコロジーに導出した。契約一時金は90万ドル、マイルストン契約料は最大2億7000万ドル、上市後のロイヤリティは1ケタ台の率と好条件な契約内容となっている。 その一方で、16年8月には15年6月に米ヤンセン・バイオテックと結んだキナーゼ阻害薬に関するライセンス契約が終了したと発表した。 期は違うのだが今年1月、米エピバイオームと共同研究契約を締結したことを発表した。エピバイオームのマイクロバイ
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