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"眺望「医薬街道」

認知症高齢者の運転免許更新の診断書作成手引き

近藤正觀

2017年4月1日号

 日本医師会は3月12日の改正道路交通法の施行に伴い、「かかりつけ医向け認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引き」を作成し、会員医療機関などに3月24日までに配布した。 75歳以上の高齢運転者については、改正前は3年に1度の免許更新時に「認知機能検査」が実施されていたが、3月12日からは認知機能の低下と関連が深い「信号無視」「通行区分違反」「一時不停止」などの違反をした場合、更新時期を待たずに認知機能検査を受けなければならない。また、軽度認知症と判定された際は、受診して、公安委員会に診断書を提出することが義務付けられた。 15年に更新時の認知機能検査を受けた高齢者は全国で約163万人おり、このうち3・3%の5万4000人が軽度認知症と判定された。これらの患者に医師の診断が必要となると、専門医の対応が限界となることが予想される。そのため、日医は「かかり...  日本医師会は3月12日の改正道路交通法の施行に伴い、「かかりつけ医向け認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引き」を作成し、会員医療機関などに3月24日までに配布した。 75歳以上の高齢運転者については、改正前は3年に1度の免許更新時に「認知機能検査」が実施されていたが、3月12日からは認知機能の低下と関連が深い「信号無視」「通行区分違反」「一時不停止」などの違反をした場合、更新時期を待たずに認知機能検査を受けなければならない。また、軽度認知症と判定された際は、受診して、公安委員会に診断書を提出することが義務付けられた。 15年に更新時の認知機能検査を受けた高齢者は全国で約163万人おり、このうち3・3%の5万4000人が軽度認知症と判定された。これらの患者に医師の診断が必要となると、専門医の対応が限界となることが予想される。そのため、日医は「かかりつ

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