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審査建言

重要性を増すメディカル・アフェアーズ機能

医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩

2017年4月15日号

 製薬企業から医療機関などに対する便宜供与や承認された効能・効果以外の医薬品のプロモーション活動などについては、日本でも規制が強化されているのは周知のとおりだ。 米国では、製薬企業の医師への支払いの透明性を高めることを目的としたサンシャイン条項が10年3月に連邦議会を通過した。現在は「ヘルスケア改革法」の一環として、サンシャイン条項が定められている。 米国ではもともと一部の製薬企業が販売促進のために、医師などに行った違法な便宜供与に対して、当該企業に便宜供与の内容などの公開を求めてきた。サンシャイン条項は、製薬企業や医療機器企業全体に拡大したものである。 サンシャイン条項の導入の背景には、製薬企業と医療機関や医療関係者との間の利益相反、過剰な便宜供与に厳しい社会の目が向けられてきたことがある。それと同時に、製薬企業や医療機器企業の「社会的...  製薬企業から医療機関などに対する便宜供与や承認された効能・効果以外の医薬品のプロモーション活動などについては、日本でも規制が強化されているのは周知のとおりだ。 米国では、製薬企業の医師への支払いの透明性を高めることを目的としたサンシャイン条項が10年3月に連邦議会を通過した。現在は「ヘルスケア改革法」の一環として、サンシャイン条項が定められている。 米国ではもともと一部の製薬企業が販売促進のために、医師などに行った違法な便宜供与に対して、当該企業に便宜供与の内容などの公開を求めてきた。サンシャイン条項は、製薬企業や医療機器企業全体に拡大したものである。 サンシャイン条項の導入の背景には、製薬企業と医療機関や医療関係者との間の利益相反、過剰な便宜供与に厳しい社会の目が向けられてきたことがある。それと同時に、製薬企業や医療機器企業の「社会的な責

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