医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

実態に即した情報の収集

患者調査と製薬企業のマーケティング①

株式会社アンテリオ 顧問・コンサルタント 堀 玲子

2017年4月15日号

 マーケティングリサーチプロジェクトのなかで、患者調査が占める割合が、年々増加している。製薬企業は、医師への新製品調査を行うと同時に、当該疾患の患者調査の実施にも力を入れている。最近の製薬企業のキャッチフレーズから「患者中心」という言葉を外して考えるのが難しいくらい、どこも「患者さんのために……」という概念を発信しているからだ。 疾患やその重症度によってはリサーチが不可能あるいは難易度が高い分野はある。だが、今ではインターネットを利用した手段も発達し、患者さん自らが表に出なくても、好きな時間にアクセスできる方法や医師から患者さんにアンケート用紙を手渡してもらい、患者さんが回答を書いて、調査会社宛てに投函する方法など、負担の少ない調査手法が開発されてきた。 もちろん、患者さんの承諾が得られれば直接インタビューする。家庭を訪問したり、病院の通...  マーケティングリサーチプロジェクトのなかで、患者調査が占める割合が、年々増加している。製薬企業は、医師への新製品調査を行うと同時に、当該疾患の患者調査の実施にも力を入れている。最近の製薬企業のキャッチフレーズから「患者中心」という言葉を外して考えるのが難しいくらい、どこも「患者さんのために……」という概念を発信しているからだ。 疾患やその重症度によってはリサーチが不可能あるいは難易度が高い分野はある。だが、今ではインターネットを利用した手段も発達し、患者さん自らが表に出なくても、好きな時間にアクセスできる方法や医師から患者さんにアンケート用紙を手渡してもらい、患者さんが回答を書いて、調査会社宛てに投函する方法など、負担の少ない調査手法が開発されてきた。 もちろん、患者さんの承諾が得られれば直接インタビューする。家庭を訪問したり、病院の通院時

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