医薬経済オンライン

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国内バイオベンチャーの16年12月期決算を見る (後) 

契約解除に債務超過と「苦戦」

2017年4月15日号

 4月1日号に引き続き、バイオベンチャーの16年12月期決算を見る。開発が順調に進んだシンバイオ製薬は、主力品の「トレアキシン」(ベンダムスチン)の適応拡大に成功した。一方、メドレックスは第Ⅲ相試験の段階に合った「エトリート」(エトドラク含有貼付薬)の開発を中止。UMNファーマについてはアステラス製薬が契約を解除したことで債務超過の状況に至った。カイオム・バイオサイエンスでは創業者が辞任するなど複数のバイオベンチャーが苦戦した。2つの追加適応を獲得 シンバイオは、抗がん剤などの新薬候補を導入し、開発を行うベンチャー。注力するのは、10年に国内で承認を取得したトレアキシンの適応拡大と骨髄異形成症候群(MDS)を適応とする「リゴサチブ」、急性術後疼痛管理に対する「SyB P1501」の開発だ。 エーザイに権利を導出したベンダムスチンについては16年8...  4月1日号に引き続き、バイオベンチャーの16年12月期決算を見る。開発が順調に進んだシンバイオ製薬は、主力品の「トレアキシン」(ベンダムスチン)の適応拡大に成功した。一方、メドレックスは第Ⅲ相試験の段階に合った「エトリート」(エトドラク含有貼付薬)の開発を中止。UMNファーマについてはアステラス製薬が契約を解除したことで債務超過の状況に至った。カイオム・バイオサイエンスでは創業者が辞任するなど複数のバイオベンチャーが苦戦した。2つの追加適応を獲得 シンバイオは、抗がん剤などの新薬候補を導入し、開発を行うベンチャー。注力するのは、10年に国内で承認を取得したトレアキシンの適応拡大と骨髄異形成症候群(MDS)を適応とする「リゴサチブ」、急性術後疼痛管理に対する「SyB P1501」の開発だ。 エーザイに権利を導出したベンダムスチンについては16年8月に

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