医薬経済オンライン

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Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第46回 ~イノベーションのジレンマ~

コイツ・ドナン

2017年4月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の未来を占っている。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出す努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。ホームズは生活習慣病薬のうち糖尿病治療薬について振り返ったうえで、糖尿病と関連する肥満を取り上げた。抗肥満薬はエーザイの「ロルカセリン」(ベルヴィーク)、ノボノルディスクの「リラグルチド」(サクセンダ、糖尿病薬としてはビクトーザ)があるが、ホームズは生活習慣病薬で席巻したメガファーマの名前がないと指摘する。どうやら、ここからまた、新たな推理が始まるようである。 ホームズはお茶を啜って喉を潤した。サクセンダとベルヴィークに関し... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の未来を占っている。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出す努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。ホームズは生活習慣病薬のうち糖尿病治療薬について振り返ったうえで、糖尿病と関連する肥満を取り上げた。抗肥満薬はエーザイの「ロルカセリン」(ベルヴィーク)、ノボノルディスクの「リラグルチド」(サクセンダ、糖尿病薬としてはビクトーザ)があるが、ホームズは生活習慣病薬で席巻したメガファーマの名前がないと指摘する。どうやら、ここからまた、新たな推理が始まるようである。 ホームズはお茶を啜って喉を潤した。サクセンダとベルヴィークに関して推

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