医薬経済オンライン

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たばこ規制で自民厚生族が真っ二つ

宙に浮く「強気」の塩崎厚労相案

2017年4月15日号

 他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」の防止策が揺れている。20年の東京五輪・パラリンピックを睨んで大半の飲食店を屋内禁煙とする厚生労働省案に、たばこ産業や飲食店への打撃を案じる自民党議員らが猛反発しているからだ。党厚生族も賛否が分かれ、収拾がつかない事態に陥っている。 3月28日。自民党本部であった「受動喫煙防止議員連盟」(会長・山東昭子元参院副議長)の総会は、厚労省案を「国際的に見ても恥ずかしくない最低限の対策」と位置付け、これ以上後退しないことを求める決議をした。50人近い出席者を前に、山東会長は「例外を設け過ぎると歯止めがなくなる。国民のために正論を」と述べ、早期の法整備を訴えた。 規制慎重派に対抗して厚労省案を支持してきた同議連だが、内部では一時、居酒屋なども規制対象外にする案が浮上。総会では妥協案をまとめるのでは、との観測もあ...  他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」の防止策が揺れている。20年の東京五輪・パラリンピックを睨んで大半の飲食店を屋内禁煙とする厚生労働省案に、たばこ産業や飲食店への打撃を案じる自民党議員らが猛反発しているからだ。党厚生族も賛否が分かれ、収拾がつかない事態に陥っている。 3月28日。自民党本部であった「受動喫煙防止議員連盟」(会長・山東昭子元参院副議長)の総会は、厚労省案を「国際的に見ても恥ずかしくない最低限の対策」と位置付け、これ以上後退しないことを求める決議をした。50人近い出席者を前に、山東会長は「例外を設け過ぎると歯止めがなくなる。国民のために正論を」と述べ、早期の法整備を訴えた。 規制慎重派に対抗して厚労省案を支持してきた同議連だが、内部では一時、居酒屋なども規制対象外にする案が浮上。総会では妥協案をまとめるのでは、との観測もあった

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