亀田一族が市長選で骨肉の争い
親族の対立候補を応援した理由
2017年3月15日号
「亀田総合病院」と言えば、日本屈指の大病院として知られる。病院グループを展開する医療法人「鉄蕉会」の中核病院で、最先端の放射線治療施設や救急救命センターを備える。病床数は900床を超え、有名国立大学附属病院に匹敵する規模を誇る。天皇の執刀医を務めた心臓外科医の天野篤氏が、研鑽を積んだ施設としても有名だ。
そんな亀田総合病院のお膝元である千葉県鴨川市で3月5日、8年ぶりに市長選が行われた。候補者は2人。ひとりは現市長で無所属の長谷川孝夫氏(68)。そして、もうひとりが亀田総合病院を経営する亀田家の親族で、自民党が推薦する亀田郁夫氏(65)。
鴨川市を拠点とする鉄蕉会が、親族を送り込み市長選に打って出た。傍からはそう思える出馬だが、実はそんな単純な構図ではない。
鉄蕉会を率いる亀田家は、郁夫氏が市長選に出馬を...
「亀田総合病院」と言えば、日本屈指の大病院として知られる。病院グループを展開する医療法人「鉄蕉会」の中核病院で、最先端の放射線治療施設や救急救命センターを備える。病床数は900床を超え、有名国立大学附属病院に匹敵する規模を誇る。天皇の執刀医を務めた心臓外科医の天野篤氏が、研鑽を積んだ施設としても有名だ。
そんな亀田総合病院のお膝元である千葉県鴨川市で3月5日、8年ぶりに市長選が行われた。候補者は2人。ひとりは現市長で無所属の長谷川孝夫氏(68)。そして、もうひとりが亀田総合病院を経営する亀田家の親族で、自民党が推薦する亀田郁夫氏(65)。
鴨川市を拠点とする鉄蕉会が、親族を送り込み市長選に打って出た。傍からはそう思える出馬だが、実はそんな単純な構図ではない。
鉄蕉会を率いる亀田家は、郁夫氏が市長選に出馬を決め
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